バーナード・ホプキンス氏、執念を見せつけ王座陥落!

バーナード・ホプキンス氏、執念を見せつけ王座陥落!
ターバー戦のラストファイト宣言から既に6年。いまだに若手選手と業界にしがみ付き続ける
塩刑執行人.バーナード・ホプキンス氏が成熟のホープ.チャド・ドーソンとの再戦が行われた。
初対戦では若手の心を折るつもりが自らの骨を折られてしまい、今度こそホプキンス氏
危うしという願望を含んだ声が挙がった。
試合はドーソンの手慣れない攻撃性vsホプキンス氏の塩刑執行術という
両者の戦術が噛み合うたびに退屈を誘う異様な熱戦が繰り広げられた。
ホプキンス氏は距離の長いドーソンのパンチを手慣れたパーリングとボディワーク、
お返しの顔芸を披露し若手の精神を摩耗させる試合を展開させつつも、自らの手数を抑え
落とし所は落とす、一見ドーソン有利な場面を立たせ高度なシーソーゲームを披露。
中盤、対抗意識を燃やしたドーソンがやめておけばいいのにアウトボクシングを捨てて
ホプキンス氏お得意の揉み合いで対抗するものの、揉み合いにおいてはホプキンス氏の土俵だ。
ただ若い体力に身を任せて前進するドーソンとは対照的に、
ただ押し込むだけがレスリングじゃないと言わんばかりに
ホプキンス氏が押せばドーソンに押し返され、引けばさらに押し込まれる
押し引きを利かせポイントの落とし所をわきまえたレスリングで
若手のドーソンをコントロール。
終盤にはホプキンス氏の作品の上で踊らされながらも愚直に正面から揉み合い続けた
ドーソンの熱意を讃える、テイクダウンという名の抱擁でキャンバスへ引き倒し
父性の愛を見せつけた。
結局、長きに渡り若手の芽を積み続け業界に深刻な塩害をもたらし続けてきた根源を
撃退したにもかかわらず、ドーソンの将来がちっとも楽しみにならないホプキンス劇場を演じ
敗れてもなおライトヘビー級を混迷に陥れた。










